WEEKLY PLAYLIST #17
DJs comment
LUVHAIR Weekly #17 特集:ドライブ
Tracklist
Nai’s March – Superorganism
ヴェロニカ – Tara Kikuchi
LOVEずっきゅん – 長谷川白紙
ドライブ – AZUMA HITOMI
Early So – cesco
雑感 – 柴田聡子
Drive My Car – 石橋英子
LUVHAIRがお送りするWEEKLY PLAYLIST。
毎週ひとつのテーマに沿って、7日間を彩る7曲を選びます。
行楽の秋。すこし寂し気な風を浴びながら、街中をドライブ。
Superorganism『Nai’s March』
Orono Noguchiがフロントマンを務めるバンド、Superorganismによる2018年リリースのセルフタイトルアルバムからの1曲。東京の街がノスタルジアと哀愁を孕んだ海の中へ沈んでいくような情景。遊び心のあるエフェクトや音数の多さは、大所帯バンドならではの楽しさ。
Tara Kikuchi『ヴェロニカ』
わがつまなど、東京インディシーンの新星との共演、共作も行いつつ、その素性にはまだ謎が多いミステリアスな音楽家、Tara Kikuchi。1stEP『Science』から、愉快なメロディラインに浮遊するユニークな詩世界とボーカルが、柔らかにサイケデリアへと導く風を吹かせる一曲。
長谷川白紙『LOVEずっきゅん』
1998年生まれ、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのこと、というほどに存在感を増しているシンガーソングライター、長谷川白紙。KID FRESINOや崎山蒼志、東京スカパラダイスオーケストラなどの作品にも参加し、その繊細な知性が散りばめられた音楽性で人々を魅了する。バンド、相対性理論の名曲『LOVEずっきゅん』をカバー。
AZUMA HITOMI『ドライブ』
東京を拠点に活動を続けるシンガーソングライター、AZUMA HITOMIの2013年のアルバム『フォトン』より、疾走感のあるハッピーなこちらの楽曲を。一人で何台もの機材を繰りながら作り上げる世界観ではキュートネスと良い塩梅のチャラさが混じりあう。
cesco『Early So』
2018年に結成されたインディーポップバンド/コレクティブ、cesco。中心メンバー3人の織りなす様々な音楽的背景から生れ出たポップでアンニュイなサウンドは、これからのバンドシーンの銭湯を走ること間違いなし。肩肘はらないローファイなメロディに、つい体が動き出す。
柴田聡子『雑感』
今年10月に配信リリースされた最新シングル。ダウンテンポなリズムに涼しくぬるい温度感のメロディライン、誠実に紡がれた言葉が刺さる一曲。アコースティックな演奏と打ち込みのサウンドエフェクトが今っぽい、2021年秋の傑作シングルだ。
石橋英子『Drive My Car』
村上春樹の短編小説『ドライブ・マイ・カー』をもとに、濱口竜介監督により映画化された同名映画のサウンドトラックより。全編にわたり国内外で制作を続ける音楽家、石橋英子が手がけたサントラはカセットでもリリースされ、映画とともに各所で絶賛されている。