WEEKLY PLAYLIST #9

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LUVHAIR Weekly #9 特集:山

Tracklist

  1. 登山 – asagaeri
  2. 山登り – Gattuso
  3. 山 – ゆうらん船
  4. マウンテン・マウンテン – cero
  5. 富士山 – トリプルファイヤー
  6. ブッダ常夏キリスト富士山 – 清水煩悩
  7. 山登り銭湯 – THE FEB

Luv Hairがお送りするWEEKLY PLAYLIST。

毎週ひとつのテーマに沿って、7日間を彩る7曲を選びます。

今回は山の日にちなんで、山にまつわる曲だけの選曲。なかなか遠出がしづらい時期だけど、山へのお出かけを味わえるような、小さな山を登って降りてきたような気持ちを想像できる30分間をお送りします。

〜準備運動・登山開始〜

asagaeri『登山』
インターネット上にアルバム『tell aviv』のみを発表しているasagaeriはおそらく宅録ユニットであろうと思われるけれど、その他の素性はまったく不明。エスニックな民族調の調べが、まるで夏の日のまだ涼しい朝の風。ゆっくりと準備運動を始めよう。

Gattuso『山登り』
イラストレーター、Yuki UenoのソロユニットであるGattuso(ガットゥーゾ)。その作品はディスクユニオン一部店舗や高円寺・円盤(現在は黒猫)など、限られた流通経路でリリースされ、お宅訪問ライブなどもしているらしい、謎の多いファニーなアーティストだ。脱力したビートと山登りの意気込みを語る低体温なボーカルがゆるめの登山の始まりにぴったり。いざ、登山開始!

ゆうらん船『山』
ゆうらん船は、SSWの内村イタルを中心に、それぞれが様々に活動しているミュージシャンたちで構成されるバンドだ。内村は数年前にカネコアヤノとのスプリットCDをリリースしているし、ベースの本村拓磨はカネコアヤノのバンドメンバーであり、Gateballersの元メンバーでもある。ドラムの砂井慧はバンド、フレディーマーズのメンバー、キーボード伊藤里文はバンド、ナツノムジナのサポートメンバーなどなど、現在の東京インディーシーンのハブ的な活躍を見せる注目バンドだ。

〜八合目・山頂〜

cero『マウンテン・マウンテン』
様々なバンド、アーティストとの共演を果たし、東京のお兄さん的立ち位置となったバンド、cero。彼らの楽曲が背負う東京の夏の思い出は数知れず。「マウンテン・マウンテン」もその一つ。グルーヴとコーラスワーク、ギターリフが爽快な山チューン!

トリプルファイヤー『富士山』
山頂を飾るのはこちら。早稲田大学の同級生によって結成されたバンド、トリプルファイヤーの2012年リリース1stアルバム『エキサイティングフラッシュ』よりこちらの一曲を。ド直球ロックなギターリフの勢いが背中を押してくれる。どこか間のぬけた調子の愉快で切実なボーカルとの対比が面白い。

〜下山開始〜

清水煩悩『ブッダ常夏キリスト富士山』
坂本龍一や水曜日のカンパネラ・コムアイなどが称賛を寄せる音楽家、清水煩悩。リリース直後から話題になり、様々なアーティストからの支持を集めた1stアルバム『ひろしゅえりょうこ』に収録の一曲。「ブッダ常夏キリスト富士山」と繰り返すコーラスが心地よく愉快、耳に残る脱力加減だ。

THE FEB『山登り銭湯』
80年代よりロック・ニューウェイヴグループ、チャクラのボーカリストとして活躍、人気を誇る小川美潮。ソロとしても、様々なバンドやプロジェクトに参加し多くの人を虜にしてきた。こちらは歌唱に小川美潮、その他伊藤広規、森園勝敏など、2月生まれのミュージシャンが集って結成されたその名もFEBによる楽曲、「山登り銭湯」。2018年に収録されたライブ音源だ。こんなに楽しそうな大人がいることはなんて素晴らしいんだろうか。登山の最後は、大きなお風呂に浸かって疲れをとろう。

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