WEEKLY PLAYLIST #8
DJs comment
LUVHAIR Weekly #8 特集:踊ろう
Tracklist
Luv Hairがお送りするWEEKLY PLAYLIST。
毎週ひとつのテーマに沿って、7日間を彩る7曲を選びます。
今回のテーマは、「踊ろう」。良いニュースばかりとは言えないこの頃、満足に友だちにも会えないし、遠出もできないストレスフルな毎日。たまにはハッピーが必要だ。今夜はお家でひとりっきりのダンスパーティーをしよう。
Ogawa & Tokoro『Tell me what you’re feeling』
名古屋の大学生2人による宅録ユニット、Ogawa & Tokoroは、日本屈指のインディーレーベル、カクバリズムのブライテスト・ホープだ。サンフランシスコのレーベル、Dream Chimneyのコンピに楽曲を提供するなど、国内外で幅広く活動している。どこかアナログな質感の打ち込みサウンドは、ひんやりと涼しい夏の夜風のような爽やかさ。
D.A.N.『Native Dancer』
ここ5年ちょっとの間に東京インディーシーンでのその立場を確固たるものにし、メンバーそれぞれがソロプロジェクトや映画の劇伴など、様々に活躍を見せるD.A.N.だが、その卓越した音楽性を広く知らしめるきっかけとなったのが2016年リリースのセルフタイトルアルバムだ。彼らのアティチュードを象徴するようなエッジの効いたトラックと独特な詞作が引き立つ。
KID FRESINO『Winston (feat. 鎮座DOPENESS)』
カネコアヤノをはじめとしてHIP HOP以外のフィールドからも様々なアーティストとの共演、共作を経て圧倒的人気を誇るラッパー、KID FRESINO。彼の2018年のアルバム『ai qing』から、鎮座DOPENESSを客演に迎え、タイトなドラムと乾いた声質、洗練されたトラックが新鮮なこちらの一曲を。
Tempalay『そなちね』
ブラックミュージックなどの背景も感じさせながらも唯一無二のサウンドを奏で、絶大な支持を集めるTempalay。そんな彼らの代表作とも言えるのが2019年のアルバム『21世紀より愛をこめて』だ。坂本慎太郎を彷彿とさせるようなサイケなメロディとボーカルが、研ぎ澄まされたクリエイティビティによりしなやかで艶やかな世界観へと昇華された傑作だ。
坂本慎太郎『ディスコって』
まるで日本のアンダーグラウンドの大黒柱かのように、絶対的なオリジナリティをもって創作を続けるこのアーティストの作品からは、音楽やダンスや文化へのリスペクトと愛が惜しみなく伝わってくる。ストレートな詞が愛嬌をもって突き刺さる、フロア映えするメロウなディスコチューン。
DYGL『Let It Sway』
国内のみならず欧米でも人気を誇り、活動拠点をロンドンに移すなど快進撃が止まらない東京出身のバンド、DYGL(デイグロー)。UKロックからの影響を色濃く見せる誠実なソングライティングとプレイスタイルが奏でる、痛快で爽快なガレージサウンドが眩しい。
南佳孝『スローなブギにしてくれ』
最後はシティ・ポップ南佳孝による1981年リリースのこちらの楽曲。ダンスパーティの締めくくりにふさわしい、メロウでスウィートなダンスチューン。同年に公開された映画『スローなブギにしてくれ』のテーマソングとして制作され、斉藤和義やGLIM SPANKYなどもカバーしたクラシックだ。